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私的100選(23) The Easybeats「Good Friday/Friday on My Mind」






GWも平日も変わらず、ぶらぶらしているいたちです。GW…連休とはそりゃ嬉しいもんですが、連休明けになる日の鬱っぷりは、全国民共感であるはずです。日曜夕方に「サザエさん」がテレビで流れると憂鬱になる「サザエさん症候群」なんて言葉があるように…。しかし逆に、休日の直前…、つまり金曜日の日のワクワク感といったら、たまらないもんである。

1966年、アメリカやヨーロッパで「Friday on My Mind」なる曲が大ヒットした。「Monday Morning Feel so Bad...」というくだりで始まるこの曲は「休日前の金曜日がくる喜びのために頑張ろうぜ」といった曲だった。彼らの当時の服装からして、モッズの生活観を意識してかかれた曲では…というのは僕の憶測。
月曜は…火曜は…と曜日と自分の気分を述べていくこの曲は、言葉遊びで子どもだまし的な曲なのかもしれないが、このわずか2分ちょっとの曲には、ギター・リフ、ベースの入り方、奇妙なコーラス、とっつきやすいが怪しい歌メロ、荒々しいドラムがあり…とにかくすべてが一聴で脳裏に焼き付けられる。この曲を演奏していたのが、オーストラリアから大陸への刺客としてやってきたビート・バンド、イージービーツだったのです。


今日は熱くなります(笑) というのも、今回紹介する「Good Friday/Friday on My Mind」は、イージービーツのカタログ内のみならず、僕が勝手に人目をはばからず賞賛する作品だからです…(爆)

イージービーツとは何者なのか?彼らはオーストラリア出身のバンドで、ジョージ・ヤングとハリー・ヴァンダのソングライター二人のオリジナル曲で主に活躍した。5人編成の典型的な編成のロック・バンド。オーストラリアといえば、当時はフォークグループのシーカーズなんてのもヒットしてましたが、サウンドの傾向はまったく違います。
64年に本国オーストラリアでデビューした彼らは相当な人気者だったようで、英国のビートルズと比較され、その人気ぶりを「Easyfever」と評されたそうな。
66年に大陸進出をもくろみ、シングル「Friday on My Mind」が欧米で大ヒットするも、その後はヒットに恵まれず、70年までに計6枚のアルバムを発売して解散。しかし、ヴァンダ-ヤングの二人は、その後もプロデューサーとして、ベイ・シティ・ローラーズ(「イエスタデイズ・ヒーロー」の作曲)やAC/DCを担当。70年代後半にはフラッシュ・アンド・ザ・パンというグループで、ヒット曲を連発した…。

こんな適当な略歴を書いてますが、僕自身はイージービーツ(ヴァンダ-ヤング)そのものにそれほど詳しいわけではありません。とにかく、上記のこのアルバムが好き。彼らの初期、後期のどのアルバムも実に素晴らしいし、フラッシュ…でもいい曲がいっぱいあるんだけど、とにかくこのアルバム、なのである。イージービーツに関しては、僕の何万倍もの愛情を注がれているクロムさんの過去の記事にとても詳しく書かれています!


River Deep, Mountain High
Do You Have A Soul
Saturday Night
You Me, We Love
Pretty Girl
Friday on My Mind


Happy is The Man
Hound Dog
Who'll Be The one
Made My Bed(Gonna Lie in It)
Remember Sam
See Line Woman


ちょっと前までCDも見かけたはずなんですが、今はどのアルバムも廃盤?アマゾンでは在庫がない状態ですね。ベスト盤の類は色々あるのですが…。国内盤では、オリジナル・アルバムの形では恐らく一度もCD化されていないと思います。国内盤はLPでも解散後出る編集盤が出たくらいかどうか…。

このバンドの不幸は、とにかくシングル「Friday...」があまりにもヒットしすぎたこと。その後出たシングルも良いものが多かったのに、「Friday...」の印象強さに負けてしまい一発屋扱い。アメリカのナックも「マイ・シャローナ」で、実力がありながらも不遇を迎えたバンドの一つですよね。
ちなみにこの曲は、デヴィッド・ボウイのアルバム「Pin Ups」でも取り上げられています。


そんなこんなで、ようやくアルバムの曲を聴いてみましょう…。
のっけから名曲 アイク&ティナターナーがオリジナルのこの曲、アニマルズディープ・パープルのカバーでもおなじみですが、彼らはこの曲を完全に「パンク」に変えた。ブラック・ミュージックの名曲が、まったく音に工夫のないギターで、荒々しくかき鳴らされる。曲間では、絶叫…というより、悪質なまでの甲高い叫び、プリティー・シングスヴィヴ・プリンスばりの派手なドラム(ゴードン・フリート。このアルバムの後に脱退)、イケメン金髪でバンドの顔だったスティーヴィーのヘタウマなボーカル(ライヴではオックスばりな失神寸前なトリッキーなアクション!)…アルバム頭から、フーキンクスを凌駕しかねない勢いを感じずにはいられないわけです。

△らは、┐鯣瓦いヴァンダ‐ヤングのオリジナル曲。このアルバムでの彼らの曲は、当時のキーワードを用いていうならば、サイケデリック・ポップといっていいのだろうか。マージー・ビートにあったような、明るい曲は一切ナシ。かといって、長尺なインプロや、ハードロックの側面もナシ。サイケな感覚があるといっても、初期フロイドソフツのように、スペーシーな音が同居するわけでもまったくない。個人的な感覚でいえば「ホラー」である。決して「スリラー」ではない(爆) 演奏サウンドはガレージ風ともとれるが、とにかくメロディがどれも不気味。演出過多なコーラス・ワーク。ただ、このコーラスが、よくある「ア〜」とか「ウ〜」ではなく、「トゥトゥトゥトゥ」とか「ナナナナ〜」「ドゥギ、ドゥギ」など、声が伸びるようなコーラス以外にも実に多彩で、タンギングでリズムを刻むようなのが特徴(平たく言えば、ビートルズ「ガール」でのコーラスのような感じ)。この「コーラス・ビート」が彼らの個性溢れるサウンドの最大の要因かもしれない。

特にソング・ライティングの才能を感じるのは、B面の。Δ亮,暴个気譴織轡鵐哀覿覆任垢、ヒットとは程遠い売れ行きだったそう。しかし、この一曲に詰め込まれたコーラスの多彩さ、変調する曲の進行の変態っぷり、どれもが最高の一曲。

曲といい音といい、随分ひねくれてるなぁ…というのもそのはず、プロデュースしたのは、キンクスでもおなじみのシェル・タルミー。ガレージ感覚溢れるサウンドも、恐らく彼のアイデアでしょう。しかし、バンドと彼が不仲になってしまうのは、いつものこと。優秀なプロデューサーやマネージャーは、社交には向かないんでしょうか。それはともかく、フーやキンクスのサウンドが好き、という方には、同人がプロデュースしたイージービーツの今作も、必ずお気に入りのサウンドと受け止められるハズ…。

100選なんて言わず、5選くらいには是非いれたい、私的大名盤でござんした。


最後に、イージービーツ「Good Friday」関連アイテム展覧!




LP「Good Friday」のフランス盤mono。恐らくオリジナルとなるUK盤もこのジャケット!?とにかく人気の盤で、向こうでも相場が100ドルすると言われています。の曲名表記がジャケ、盤ともに間違えていて、Lieが
Lineとなっています。



LP「The Easybeats」ドイツ盤stereo。大陸ではやはりファースト・アルバム扱いなのか、アルバム名はなし。



LP「The Easybeats」UK盤stereo。上の二枚がユナイテッド・アーティスツからの発売に対し、こちらはパイの傘下、Hallmarkというレーベル。主に廉価版を出しているレーベルなので、再発なのか。



LP「Friday on My Mind」US盤mono。一番メジャーなジャケットであり、盤かもしれません。ただ、この盤では┐差し替えられ「Make You Feel Alright(Woman)」に。



左がドイツ盤「Who'll Be The One/Saturday Night」 右がオーストラリア盤「Friday on My Mind/Made My Bed:Gonna Lie in It」のピクチャー・スリーブ付シングル盤。右のライヴ写真が最高にカッコイイ!ジャケ裏は、ステージに登った女性を警察官が取り押さえる一幕を写しています。オーストラリアでの人気ぶりを伺わせる一枚。



左からUK盤「Who'll…」オーストラリア盤「Who'll…(B面はDo You Have A Soul)」UK盤「Friday…」。オーストラリア盤のみなぜかパーロフォン。情報がとにかく少ないバンドなので、まだまだ謎が多いバンドです。

JUGEMテーマ:音楽



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