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私的100選(50) Freddie Mercury&Montserrat Caballe「Barcelona」

JUGEMテーマ:音楽
 
明日は武者修行に行く予定なので、いつもより早めに更新を… ようやく50枚いきましたね〜もはや自分でもどうでもよくなっている気が(爆) それは冗談として、記念すべき番号ですから、個人的にとっておきの一枚を…

Freddie Mercury&Montserrat Caballe「Barocelona」(1987)

Side-A
1.Barcelona
2.La Japonaise
3.The Fallen Priest
4.Ensueno

Side-B
5.The Golden Boy
6.Guide Me Home
7.How Can I Go On
8.Overture Piccante


フレディ・マーキュリーの希望により実現した、彼の尊敬するオペラ歌手、モンセラート・カバリエとのデュエット・アルバムなのですが…フレディというロック界の大御所がオペラ界の大御所と共演したことで「ロックのオペラの橋渡しをした」「クイーンの延長であるロックオペラ」…みたいな評価が下されているのであれば、それは僕の思惑とは大分違うんです。作品そのものが素晴らしいからここに上げているわけだけれども、何よりもフレディ・マーキュリーが常に抱いてきた「新しいことをやりたい気持ち」と、その希望に応えた異種ボーカリストとの化学反応が、ただただ凄すぎるということ…それがこのアルバムに詰め込まれているのではないでしょうか…


共演の経緯としては、1984年頃から、フレディがモンセラと共演しオペラを歌いたい、と漏らしていたことから始まります。1986年のツアーを最後にクイーンは一度活動を停止。次のスタジオアルバムとなるミラクルまでの間のこの期間に、フレディがモンセラにコンタクトをとることに成功。フレディが自分が作ってきた曲を聴かせ、その場ですぐにセッションが開始されたそうで、そのまま夜通し計画が練られたそうです。ある日は、夜も更けてきたので、フレディがモンセラに帰らなくていいんですか?と聴くと、モンセラは「私に早く帰って欲しいの?私は楽しいからずっとここにいるわよ!」なんて言う始末だったそうで(爆) シングル一曲のみを予定したセッションのつもりが、モンセラからの提案で、なんと一枚のアルバムを作ろう、ということになり、完成したのがこの「バルセロナ」なんです。


曲のほとんどがオーケストレイションやピアノを中心とした演奏をバックに、二人のボーカルを前面に押し出した内容ですが、ゴスペル風なイ筺△錣困にビートの効いたА淵戞璽垢妊献腑・ディーコンが参加)、日本語で歌われている箇所が多くある(だけどノリは中国ぽいなぁ)△覆鼻▲Εットの聴いたアルバム作りになってます。┐魯▲襯丱犇覆鬚弔覆合わせたもので、オーバーチューン…オペラへの敬意ですね。曲はすべてフレディとマイク・モーラン、一部でデヴィッド・リチャーズが提供。マイク・モーランとデヴィッド・リチャーズは恐らく、オーケストラの加え方や、オペラに合ったピアノの効果を提案していたのではないかと思います。
ロック・ボーカリストとして歌ってきたフレディにとって、オペラへの挑戦は最初はかなり苦労したようで、特に正確な音程を出すことに骨を折ったそうです。80年代はハスキーな声を得るためにタバコを吸っていた時期でしたから、なおさら難しい作業だったかもしれません。
 ↓◆↓J佞蠅魯侫譽妊の声もやや苦しそうで、無理をしてオペラ風に…という風に聴こえるのですが、ぐ聞澆龍覆呂泙襪琶命佑里茲Δ弊爾如∪爾凌未錣司がまるでオペラ歌手のような?太く、美しい声が続きます。短く断片的な製作期間の中で、すぐに適応する能力は、本当素晴らしいですね。


フレディは確かに若いときからオペラやバレエが好きだったことは有名だったかも知れませんが、僕の想像では、フレディはそうしたものは好きでも、マニアではなかったと思うんです。自分が好きだ、直感で感じたものだけを追い求めるというか…でも、そのどこが面白いから好きなのかは自分の中でハッキリしていたのではないでしょうか?ボヘミアン・ラプソディミリオネア・ワルツサムバディ・トゥ・ラヴなど、コミック・ソングになるかどうかのギリギリの線をいく曲を聴くと、そう思うんです。他の音楽や芸術のどういった部分を切り取れば、クイーンの曲で使えて、面白くなるか、ということを。

モンセラとの共演も、新しく開拓したがるフレディらしい一面はもちろん、彼がオペラに対してマニア的な好みでなく、彼が直感でモンセラはオペラ歌手でもっとも素晴らしいと感じ、直感だからこそ純粋で強烈な愛情を持っていたからこそ実現したプロジェクトなんじゃないかと思います。後のインタビューでモンセラが「バルセロナはオペラ界では本当に革命的なことでした」と話していましたが、この前代未聞のアプローチは、フレディの純粋なオペラやモンセラへの愛情によって、このまったく新しい試みを彼女を認めさせたのではないでしょうか…

ロック・アルバムの多くが、他分野の芸術や音楽を取り入れようとして自滅していきました…ロックの演奏に、ただブラスを足すとか、オーケストレーションを足すとか、レゲエの兄ちゃんに弾かせてみましたとか… この「バルセロナ」のように、ロック・ミュージシャンがまったく違った土俵で、自分の仕事をなし遂げ成功したアルバムが、一体どれほどあるでしょうか?このバルセロナは、きっと数少ないであろうそうしたアルバムの一枚にきっとなると思います。

モンセラは後のインタビューで「若い女の子が自分のステージを観にきてたので、どうして私を観にきたのか聞くと、フレディと一緒に歌っていた太ったオバサンを観に来た、と言うんです!」と言っていましたが、「オペラへの橋渡し」なんて難しく考えなくても、曲を聴いて好きになった人は、次は自分がどういう行動をするか、一人一人の思惑がきっとあるはず。フレディ自身も、きっとそんな気まぐれな男だったんだと思います。


4年後のクイーンの最後のアルバムで、フレディは「The Show Must Go On」と歌いましたが、こちらのアルバムでは「How Can I Go On」と歌っているんですね。前者のパフォーマーとしての強い一面と違って、後者の気弱さは、もっとプライベートな彼の一面を表していたのかもしれません。このときすでに、彼は病魔と闘っている最中でしたから…。


彼が亡くなった翌年、バルセロナ・オリンピックが開かれました。その開会式にて「バルセロナ」が歌われることが決定していました。本当ならばそこにフレディがいるはずなのでしたが、そこではモンセラが別のパートナーと歌う姿がありました。もしフレディがこのステージに立っていたら、きっと物凄く迫力のあるステージになったでしょうね!



バルセロナ12インチシングルの見開き。写真はプロモーション用に撮られたステージ・ビデオの写真。
※写真をクリックすると拡大して見れます。



フレディ・マーキュリー,エリー・グリーンウィッチ,バック・ラム,デイブ・クラーク,マイク・モーラン,フィル・スペクター,ジョルジオ・モロダー,デビッド・ソーメス,ジョン・クリスティ,ティム・ライス

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