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私的100選(28) Badfinger「Wish you were here」

JUGEMテーマ:音楽
 
Badfinger「Wish you were here」(1974)

Side-A
1.Just a chance(H)
2.Your so fine(G)
3.Got to get out of here(M)
4.Know one knows(H)
5.Dennis(H)

Side-B
6.In the meantime(G)/Some other time(M)
7.Love time(M)
8.King of the load(T) (E)
9.Meanwhile back at the ranch(H)/Should I smoke(M)

※各曲作曲者はイニシャルで記載

Personnel
Joe Molland-vocals, guitar
Pete Ham-vocals, gutar, keyboards
Mike Gibbins- vocals drums keyboards
Tom Evans- vocals Bass

Produced by Chris Thomas


100選企画にバッドフィンガー二枚目の受賞、おめでとうございます(大爆)!
100枚の中に同じバンドばっかで、早速聴き幅の狭さを露呈しまくっています…

聴けば聴くだけ、悲しみのバンド・ストーリーに心が寄ってしまうバッドフィンガーですが、メンバーの一人、ピート・ハムが自殺を遂げる直前、オリジナル・メンバーとして発売された最後のアルバムなのですが…タイトルが「Wish you were here」。これだけでもはや涙モノなのであります…邦題は「あなたがこ」「素敵な君」だったようです。

こちらでは幾度か取り上げているバッドフィンガーの悲しみのバイオグラフィですが、もしまだご存知ない方は、ウィキペディアに詳しく載っているので、これは是非ご覧下さい。ビートルズのメンバーに見入られてレコード・デビューを果たしながらも、マネージメントやバンド名の権利をめぐる係争の結果、中心人物だった二人のメンバーの自殺…胸を詰まらせるものがあります。


日本盤では長らく廃盤状態が続いていたバッドフィンガーですが、数年前にめでたく紙ジャケで再発(ただし、丸帯がまったく再現されていないのはいただけなかったので未購入)。おかげで高騰していたプラケの国内盤が大暴落してしまったわけですが…このシリーズでは(前身バンド、アイヴィーズ時代を含む)バッドフィンガーの全作品が登場したわけではなかったと記憶しています。恐らくアップル時代のみ…人参ジャケでおなじみのASSを最後に、バンドはワーナーへ移籍しています。このアルバムは移籍先のワーナーでの最後のアルバム。

本作の初CD化を達成したのは、なんと日本とドイツのみだったようですが(日独伊とこのバンドは縁がありますね〜)、国内盤はもはや廃盤状態かな?しかし今ではUKから何度も再発されているようですね(しかも値段が三桁と妙に安いんですが…)


本作で注目すべきは、恐らくメンバーのバランス関係でしょう…これまで多くの作品はピート・ハム、次いでトム・エヴァンスが作っていたのですが、上記リストで記したように、四人全員が作曲に係わっているんです。ハムが4曲でもっとも多いのは当然として、驚くべきは最後にメンバーとして加わったジョーイ・モーランドもハムと同じ4曲を提供しているんですね…ずっと後の話ですが、モーランドがインチキバッドフィンガーを名乗り活動したことを考えると、ここで権力が移行しつつあったのかな、と思わせます(生き残りも彼だけですし)。次いでドラムのマイク・ギビンズが2曲、エヴァンスは1曲に留まっています。それでも不思議なのは、誰の曲を聴いてもバッドフィンガーでしかあり得ないということ…この頃のバンドは不和状態だったにもかかわらず…これこそバンドのマジックですね…

相変わらずのバッドフィンガー・ブギが全体で炸裂しているわけですが、演奏のクオリティはかなりの高みに上り詰めたんではないでしょうか?「No Dice」の頃と聴き比べれば、ギター・ソロやバンド・アンサンブルの飛躍は明らかだと思います。

アンサンブルをよく感じるのは、妙に音が拡がるミックスのせいかもしれない…プロデューサーはロック界では有名なクリス・トーマス。後にセックス・ピストルズのアルバムも彼がプロデュースすることになりますし、以前にはビートルズのホワイト・アルバムのミックスにも携わった人のようです。他ではロキシー・ミュージックの多くの作品のプロデュースも担当していたようです。
ダンゴ状の音にサステインをかけた感じで、バンドの演奏のよさを引き出したミックスかというと疑問の残るところですが、ドラムの元気のよさやコーラスの厚さは認められるところだと思うので、まぁよしとしたとこでしょうか。


何より素晴らしいのは、曲のよさですね…ピート・ハムは本当に偉大なソング・ライターだと思うのですが、不思議とそうした話のときには議題に挙がらない人物。こないだイギリスの雑誌で、偉大なソング・ライター・ベスト10があったようですが、いやぁひどかったです(爆) 
…それはともかく話を戻しまして…。ピートの書いた4曲、これは絶大にいいと思います。オープニングに持ってきた,蓮◆No Dice」のオープニングの名曲「I can't take it」以上に明るくてノリもいいし、A面の最後に持ってきたお得意のバラードイ皀哀譽ぅ函A面でのこういう挟み方の構成はバッドフィンガーのお家芸みたいなものですが…ドラムのギビンズの曲もなかなかに佳曲で、結構単純だけど印象に残りやすい、リフだけを聴かせるような曲作りです。

問題はB面で、注目はΔ鉢です。二曲ずつクレジットされていますが、なんと二つの曲を混合させているんですね〜。メドレーじゃなくて、言うなればビートルズ「A day in the life」みたいな感じでしょうか。しかも各曲のタイトルを見た感じ、コンセプトがあるんじゃないかな?と思わせます。意味がどれもつながっている感じで。曲がくっついたのはまぁ偶然だと思いますが、歌詞は後づけでつながるようにしたのかもしれないですね。┐呂里舛スティーリー・ダンのサウンドを彷彿とさせるような、彼らにしてはややひねくれた感じのエレキピアノから始まります。


一番にとんでもない曲はい如▲ターソロの際に、それを押しのけるように日本語のナレーションが入るんです。ギターソロはメロ部分を使って弾かれるのですが、そのメロ部分の歌詞をそのまま日本語で喋っています。
そしてその日本語のナレーションを担当していたのが、なんとサディスティック・ミカ・バンドの加藤ミカなんですね〜(爆) プロデューサーのクリスは「黒船」のプロデュースもしていたので、つながりはあったようですが。ちなみにクレジットはされておりません。
その日本語で語られる部分をご紹介。歌詞カードが同封されていないので聞き取りですが…


No one knows it, no one knows it, know one knows it konw
誰も知らない 誰も知らない 誰も知らない、 知らない

No one knows, How Good I feel
なんて素晴らしいんでしょう

When I see you Glow
あなたが、輝いているとき

No one knows it, no one knows it, know one knows it konw
誰も知らない、 知らない

No one knows, How Good I feel
なんて素晴らしいんでしょう

When you...
あなたが…(以下聞き取り不明…)

リスニング力不足により、お見苦しい聞き取りすいません。英語は特に落第生でしたから…ロックを聴いていても、ありがちな歌詞の聞き取りと、英語のカラオケしか上手くなりません(爆)


それにしてもこの部分、自殺したピート・ハム自身が作曲しているという意味でも、凄く意味深ですね…無名のバンドというわけではなかったにせよ、このアルバムのアメリカでの最高位は148位。もちろん本国イギリスではチャートインすらせず。裁判の関係で、販売が差し止められたというのもあったかもしれませんが…。大勢のロックリスナーが知る余地もなく、バンドはミュージック・ビジネスの最・暗黒部へと引きずられていくのでした…。


誰も知らない、知らない
なんて素晴らしいんでしょう、バッドフィンガーが、輝いていたとき…






※画像をクリックすると拡大して見られます

恐らくUSオリジナル盤。バーバンクラベル、Wロゴなし。販売差し止めになったことから大量のカットアウト盤が出回ったそうですが、こちらは奇跡的に無傷の盤。


それにしても随分長い時間かけて書いてしまった…就寝〜

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