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私的100選(16) Yes「Close to the Edge」

JUGEMテーマ:音楽
 
Yes「Close to the Edge」(1972)

Side-A
1.Close to the edge

Side-B
2.And you and I
3.Siberian Khatru

Personnel
Jon Anderson-vocals
Chris Spuire-bass, vocals
Steve Howe-guitars, vocals
Rick Wakeman-keyboards
Bill Bruford-drums, Percussion

Produced by Yes and Eddie Offord


まるで何かの大掛かりなプロジェクトのために多くの人員を使って作られたようなアルバムが、わずか五人による一バンドの一アルバムとして37年前も前に出たことに今でも驚きなアルバム「危機」ですが…ロック・ファンにとっては、好き嫌いがかなり分かれるアルバムかな?と思うのですがどうなんでしょう。というのは、この音楽性こそ、のちのパンクによるクーデターの原因の代表格、みたいに思うもので…。逆説的になりますが、そういう意味では、ロック史の中でもターニング・ポイントとなる一枚なのかもしれません。

今日は結構久しぶりにこのアルバムをかけたのですが、リック・ウェイクマンのキーボード…これのためだけでも、レコードでアルバムを買う価値ありかな、と思いました…。いや、むしろCDの方がキーボードの音割れがなくてずっといいじゃない、という気持ちもあるのですが、この時代のエレクトロニクス感を体験するなら、やはりレコードかな、と思います。たぶん、このアルバムでの音は今なら、数万のキーボードでそれっぽく出すことは可能なんだと思います。ウチにあるのでもできたんで(爆) ただ、キーボードの音って、イマドキのデジタル機材が揃っているようなスタジオとか録音されたデータで聴くと、凄くダサく聴こえることが多いんです。プレイヤーの音の出し方の技術とか、アンプとの相性、色々あるとは思うんですが、リックのこのアルバムでの音を今の環境で出そうとしたら、多分オモチャみたいに聴こえてしまうんじゃないか…でも、レコードで聴けるリックの音は、どこかアナログ的なぬくもり、丸みがあって、イマドキのやたら感度のいい直線的な音では決してないように聴こえるんですね〜。これだけでもこのアルバムを聴く印象は変わるかな… 他の楽器にも共通する…このアルバムの個人的テーマでもありますが…人力を感じる…ってとこでしょうか。

人力を感じる…というのは、大作でテクニカルに聴かせる割りには、スティーヴ・ハウのアコースティック・ギターがちょっとトチったり、ジョン・アンダースンの声が安定しなかったり、ウェイクマンのソロがやや単調だったり、よ〜く聴けば、結構アラがあると思います。しかし、その欠陥を余るほど補っているのがベースのクリス・スクワイアとドラムのビル・ブラッフォードのリズム隊の活躍では…と思います。
ビルブラは言うまでもないですが、ここでのスクワイアは、ギミックを連ねる天才だな、と思わせますね…エフェクターを使わなくても、いくらでもベースが前に出る方法を繰り出して、本来なら眠くなるはずの雅なる楽曲に独特の跳ねをもたらして、曲に耐久力を注入している…ビルブラ自身は恐らくやりたいことがまったく出来ていない、狭苦しい中でのドラムプレイになったと思うんですが、やはり彼もスクワイアと同じく印象的な打音を次から次へと繰り出していく…特に,鉢△呂海離螢坤狢發傍澆錣譴討い襪隼廚Δ里任垢…かなり特殊な聴き方かも(爆)

やはり好きなのはで、少年時代は毎朝これを聴いてから出かけていたものですが(長い曲なので遅刻も多々あり)… すべての音の空間がカチッと一つに締まって、イエス史上究極のアンサンブルでは?と思わせる曲です…。 中間の静寂な箇所での、硬いスネア・ロール…あれは大発明かな?何かの曲を参考にしてるかもしれないけど…いくらやろうと思っても未だに出来ないプレイの一つですが…あの微妙な打音間の感覚こそ、シンフォニックの中に宿る人力の生々しさの象徴かな、と思います。もう一つは、ラストの繰り返し箇所でのスクワイアの蛇足的な16分刻みのベースとか、別にああいう風にしなくてもいいんだろうけど、最初と同じパートと妙にずれたデジャヴ感を生んでいて、そういう面でも奇異な一枚かな、と思います。

…うーむ、突っ込まれまくりそうなエントリーですが、数年ぶりの耳で聴いた感想はこんなとこでしょうか…少年期に毎日のように聴いていたときとはどうも心持ち違う聴き方になったような…でも、転調の場所とか変拍子とか身体がちゃんと覚えていたから、脳裏には昔聞いたときの感覚が残っているんだろうなぁ…。
その頃の記憶で補足するなら、想定外、だけど美麗な曲展開が純粋に楽しめる面が一番大きいのかも…転調、キーの上がり、難解な歌詞から馳せる景色…三曲どれもが大曲のLPなのに、世界中の人にその展開すべてを叩き込ませたって意味でも、稀有なアルバムなのかもしれないですね。







※画像をクリックすると拡大して見られます

上:ジャケット見開き。ロジャー・ディーン
中:インナー
下:UK盤でもメジャーなマト3/3

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