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私的100選(81) Yes「The Yes Album」

JUGEMテーマ:音楽
 

Yes「The Yes Album」(1971)
曲目はコチラ


いやぁ、少し見ない間にたくさんのコメントをいただきまして…ありがとうございます。このブログもなかなかの人気になったもんだ(爆)

ブログをチェックできなかったというのは、最近は連日演奏やセッションのためにスタジオに入ることが多く、疲労が溜っていまして…三日連続で半日ずつくらいドラムを叩くというのは…かなり身体にきますね…いやはや…いつまでも若くないっすね…まだ身体だるいです…

そういえばどっかで、ロックのレコードを買う人にはあまりバンドを演っている人がいないんじゃないか?という話をしたような気がします。単純に金の使い道が違う、とだけでは言い切れないような、どこか志向の違いがあるような気がして、面白そうなテーマではあると思うんですが…ちなみに僕は楽器は高いものがほしいっていう思考があんまないんで、結構安く済ませています。

と、ここまでの四方山話は今回のテーマとはまったく関係がなくてですね、またイエスかよ…とどこからともなく聞こえてきたような…すみません…。

僕にとってのイエスというのは、初めて「こわれもの」を聴いたその日以来、ずっと不気味な存在であり、雲を掴む作業をするかのような、非立体的な存在…そんな感じです。「危機」でようやくイエスの主体性が顔を出したような気がしたのもつかの間、またアチコチへ千鳥足のごとくふらふらしつつ、「Big Generator」でまた新たな主体性を獲得。しかしまたしてもその周囲を行き来するかのような日々…

プログレッシヴ・ロックの持つ、いわゆる様式美…有名な英国のバンドたちにあてはめるならば、キング・クリムゾンピンク・フロイド、そしてジェネシス(ついでにヴァン・ダー・グラフやジェスロ・タルなどなど…爆)はその役割を初めの頃から担ってきたように思うのですが、どうもイエスは自分の中ではピンとこない。要するに、英国プレグレ的な様式美に必要な重厚さ、格、テーマ設定といったものが、イエスにはないんではないか、と思っています…こんなことを総理にでもなってテレビで言った日にゃ支持率が森総理並みになるかもしれませんが…(汗) 強いて言うならば、イエスの音楽はとても「冗談ぽい」というのが、率直な感想となるでしょうか。あのへヴィ・サウンド全盛の時代に、ビート・グループのバッキングのようなカラッとした音で勝負するスティーヴ・ハウのギター、おもちゃ的な発想のフィルを連発するビル・ブラッフォードのドラム、周囲からなぜ突っ込まれないのか知りたいほど浮いているクリス・スクワイアのベース、極めつけは謎の周波数を発信するジョン・アンダースンの歌声… 以前の「危機」のときに、確か「ギミック的な演奏に魅了されてしまう」みたいなことを書いたと思うんですが、一人一人の音そのものが実にギミックな味を持っている、それだけのことかもしれない…ただ「危機」の場合、キーボードのリック・ウェイクマンは慎重に音を選んでいたし、曲そのものがどれもそれまでのイエスとは思えない「様式美」の最高峰に達していたのではないか…その中での数々の普段通り、またはそれ以上のギミックさが実に痛快なのではないか…と。

そんなイエスの冗談っぽさが好きならば、最も冗談っぽい作品が好きでもいいじゃない、ということでこの71年のサードアルバム。イエスの出世作です。キーボードはトニー・ケイ、ギターはスティーヴ・ハウ。

一般的な意味において、ロックの名盤に選ばれるために必要な要素とは何か…それはアルバムの方向性が明確であり可視的であるということなんじゃないかと思います。つまり、アルバムの魅力を誰もが説明しやすいということ。だからこそ色々な書籍や雑誌にも取り上げられる…。それはもちろん、聴いてのめりこみやすい、ということの証左でもあるのですが。難解なアルバムであろうと、ノリのいいアルバムであろうと、名盤が名盤たる所以はそんなとこにあるんじゃないかと思います。アルバムの評価は、その当時から会話や文書でしかこの広い世界に伝わっていかないわけですし…

なぜイエスのサード・アルバムは、ファンの中ではそこそこ人気があるとはいえ、絶対的にロックの名盤として選ばれることがないのか…それは上記と逆のことであり、つまり方向性がさっぱり掴めない、ということなんじゃないかと思います。どの曲も意味不明というか…アレンジするときに誰も異を唱えなかったのが不思議なくらい(爆) もっと言えば、何をしたいのかまったく分からない…。 yours is no disgraceparpetual change の、なんのこっちゃ、と呟きたくなるようなイントロは実に鮮烈…

方向性が見出しづらいことの楽しさ、まるで謎解き脱出ゲームのように聴く度に発見がある…非名盤だからこそ耐久力がある…その謎のピースがすべて埋まるまでは…イエスほどプログレッシヴ・ロックの是と非の両方を、諸刃の剣として作品化していたバンドはそういないのではないでしょうか…

しかし100枚選ぶ中でイエスをすでに3枚選んでしまうとは…そんなにイエス好きだっただろうか、自分は…









UKオリジナル盤。マトは1/1


こちらはWロゴのない再発。スタンパーは切りなおされているようだが、マトは2/3。音の鮮度ではすぐに分かるほどの差がある。



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