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私的100選(85) Neu!「Neu! '75」

JUGEMテーマ:音楽
 
Neu!「Neu! '75」(1975)
→曲目はコチラ


元々クラフトワークのドラムを担当していたクラウス・ディンガーが結成したのがこのノイ!というグループで、この三枚目のアルバムにあたり「ノイ!'75」を最後にノイ!は一旦終局。ラ・デュッセルドルフというグループを作った後、ノイ!として四枚目のアルバムをリリースしたり、ラ!ノイ!として日本を含むワールドワイドなライヴ行脚に出るなど、長い目で見るとこのグループを母体としてディンガーは活動してきている、という感じもいたします。

ノイというと、白いジャケットのファーストや、そのジャケットに「2」とスプレーされたセカンドなんてのが人気があるかと思うのですが、なぜかそれらに比べて話のタネにされない感のあるのがこのサード。この三枚の中では、恐らく一番聴きやすいアルバムで、初めて聴くにはこのアルバムから入るのがいいんじゃないかとおせっかいを焼きたくなるほど、前作二枚とはやや趣向を変えた感じがあります。そして、このやや音数を増したコンポーズが、この後のラ・デュッセルフドルフでの活動にもつながる…そんな気がいたします。

ノイの特徴というと、80年代になって声高にされるようになった、いわゆるハンマービートというもので、ドラムがバスドラの間をおかず、ひたすら一定のビートに徹するスタイルのことなんじゃないかと思うんですが、これはノイがスタートした72年から実践されていましたし、70年のクラフトワークでのドラムでもその萌芽が見えています。同じ曲が収録されたクラフトワークの前身バンド、オルガニツィザオーン(←名前の読み方が定かでない…爆)の平凡なドラムと比べるとその質の違いが一目瞭然です。

元々ノイは基本的にギターとドラムスの二人によるシンプルな構成だったのですが、この三枚目の頃には更に二人のメンバーを追加。それまでのハンマービート志向は同じくして、キーボードなど音に彩りが出来て少し華やかになった印象があります。

やはり凄いのがB面の頭の曲「Hero」で、聴いているとセックス・ピストルズそのまんま、という感じでして、素晴らしい歌唱だなぁ、早すぎるなぁと思うのですが、当然ノイの方が出現が早かったので、ジョン・ライドンはこれをガンガン聴いていたんじゃないかと思います。本人もドイツのグループがお気に入りが多かったらしく、ごく初期のカンのアルバム「モンスター・ムービー」なんかからも共通項が見られるのですが、自分の知っている限りですが、そのライドンがノイからの影響の明言を避けるほど、むしろ大部分にノイのエキスが流入しているんじゃないかと勘繰っています。その後のPILの音楽ではなく音そのものとパターンの繰り返しにとことんこだわったやり方は、アプローチとしてノイにかなり近いんじゃないかと思います。もちろんこうした動きはPILに限らず英国のニュー・ウェーブ勢の一部に見られた動きでもありますし、それとともにジャーマン・ニュー・ウェーブまでもが台頭し、それこそノイをプロデュースしてきたコニー・プランクが絡んだ作品が多かったり、ノイに限らない話ではありますが、ニュー・ウェーブにはジャーマン・ロックの影響力というがかなり強かったことが伺えます。

ニューウェーブの新参ミュージシャンのみならず、ドイツで頑張っていた人といえばブライアン・イーノデヴィッド・ボウイで、特に先に挙げた曲「Hero」は、ボウイのベルリン時代の最後の作品「ロジャー」の収録曲にほぼそのまんまの曲があったり、ファーストの曲を当時親交が深くプロデュースまでしていたイギー・ポップ「イディオット」の収録曲で流用していたりと、新しい視点を求めていた当時の英国ミュージシャンには格好の開拓の場となっていたようです。








ドイツ盤オリジナル?セカンド・イシュー。ファースト・イシューはぎりぎりグリーン・レーベルでしょうか?あまり見かけないと聞きます。コーティングが結構剥げています。


見開き中面。右がクラウス・ディンガー。ロックといえば長髪のこの時点で(もう数年前からのようですが)すでにパンク・ファッション。恐るべしです。




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